毎朝パックから新しいレンズを取り出して装用し、寝る前に外してそのまま捨てるという使い方のできる1日使い捨てタイプのレンズは、手軽で便利であることから愛用している人も多い製品です。
保存容器の中に浸して消毒を行うことや、こすり洗いなど取扱の煩雑な部分が省略できるというメリットのほか、レンズに付着する汚れや細菌、アカントアメーバなどの有害な物質を翌日に持ち越すことがない安全性も魅力です。
1日使い捨てコンタクトレンズは、基本的に装用終了後は捨てるという前提で設計されていますので、コストがかかってもったいないからと翌日以降も装用を続けることは避けなければなりません。定められた方法を守って使用しない場合には、目に対して大きなダメージを与える可能性があります。
特に1日使い捨てタイプのレンズは、2週間タイプや1ヶ月タイプと異なり耐久性は低めとなっています。破れやすいことや汚れが付着しやすいという特徴があります。こすり洗いをすれば大丈夫と思われる方がいるかもしれませんが、耐久性が低いためにこすり洗いを行うとレンズに傷が付く可能性も高いです。
傷がついたまま装用すると角膜を傷つけて炎症が発生する場合もありますし、より重篤な症状に発展する可能性もあります。必ず期限を守り、使い終わったら捨てましょう。絶対に1日使い捨てタイプを繰り返し使用してはいけません。